中学生ともなると、すでに子どもは思春期に突入していて、反抗的な態度をとることも増える時期。子どもが何を考えているのかわからない、言うことをまったく聞かない、勉強してくれないなど、さまざまな不安を抱えている方に、今回、思春期男子との接し方について耳寄りな話をご紹介します。
お話を伺ったのは、東大合格者数を100名輩出(※2024年度入試)した神奈川県にある聖光学院中学校・高等学校の工藤誠一校長。中高生男子と向き合い続けて47年の工藤校長によると、より実践的に思春期男子と向き合うには、まず親自身の価値観を改めて見直しておくことだと言います。
例えば、学業やスポーツ、習い事など、子どもが取り組んでいることに対し、親はつい「頑張れ、頑張れ」と根性論で押してしまいがちです。