レタスクラブ - ワラウ

「働かないの?」遠慮なく距離を詰めてくる近所のおばあちゃん。だけど救われることもあって/夫ですが会社辞めました

2024年8月11日

  • ある日突然、会社に行けなくなって休職してしまった夫・川田俊。夫のかわりに働いて家計を支える妻・沙月。出口の見えない状況をなんとかしたいと思った妻の沙月は、休日に立ち寄った海で引っ越しを夫に提案します。都心から少し離れた自然豊かな葉山の町で、『主夫』になった夫と、『大黒柱』を担う妻の生活が始まりました……。


    神奈川県葉山町在住の漫画家・とげとげ。さんが、ご自身の体験や周囲の方々への取材をもとに、現代を生きる夫婦や家族の在り方を丁寧に描く『夫ですが会社辞めました』。今回は、川田家と裏のおばあちゃんにまつわるエピソードをお届けします。


    登場人物 (C)とげとげ。/レタスクラブ


    川田家の裏には一人暮らしのおばあちゃんが住んでいます。顔を合わせると「パパは働かないの?」「仕事なにしてんの?」など遠慮なく聞いてくるので、川田夫妻は「悪い人じゃないけど、グイグイ来る感じがちょっとね」と苦笑いしていたのでした。


    おばあちゃんのおかげで… (C)とげとげ。/レタスクラブ


    そんなある日、川田家の向かいの仲本さんの家のゴミ捨ての様子がおかしいことを聞いたおばあちゃんは、高齢の夫婦に何かあったかもしれないと、その場ですぐに地域の民生委員の家に向かったのでした…。

    裏のおばあちゃんがヒーローに見えたよ (C)とげとげ。/レタスクラブ


    ふたりより後輩だからやりづらそう (C)とげとげ。/レタスクラブ


    必要以上にかかわらない距離感は大事だよね (C)とげとげ。/レタスクラブ


    このぐいぐいは苦手だな〜 (C)とげとげ。/レタスクラブ


    つらい時は助けてって言う余裕がないのよね (C)とげとげ。/レタスクラブ


    もう一度声かけてみようかな (C)とげとげ。/レタスクラブ


    隣のチームの後輩という微妙な距離感の星野さん。大変そうなのは伝わってくるけど何かしてあげるべき…? 沙月はついついその距離感を気にしてしまいます。だけど、裏のおばあちゃんの「ぐいぐい」来る行動に救われた時のことを思い出して、もう一度声をかけようと思うのでした。


    一歩踏み込んで手助けするには微妙な距離感、だけど気になる…そんな時、あなたならどう行動しますか?


    著=とげとげ。

  • 記事一覧に戻る