年間約72万人の命が奪われている!?世界で最も危険な生物は?/人類なら知っておきたい 地球の雑学(50)
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地球上で起きていること、どれだけ知っている?
この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね。例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」
そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します。太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません。
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
人口の半数が危険⁉世界で最も危険な生物は「蚊」だった
この地球上で、もっとも多くの人間の命を奪っている生物は、ライオンでも、サメでもない。あの、小さな「蚊」である。
蚊によって死亡する人間は、年間約72万人にもおよぶ。もっとも、刺されたことが直接の死因になるわけではなく、ハマダラカが媒介したマラリアによる死者がほとんどである。現代の日本人はマラリアの恐ろしさをあまり意識していないが、かつては本州以南で見られ、罹患(りかん)した人は急に高熱を出して体を震わせ、多くが死に至った。