「アリは働き者」はウソ⁉働かないアリの意外な存在理由
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地球上で起きていること、どれだけ知っている?
この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね。例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」
そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します。太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません。
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
「アリは働き者」はウソ⁉ 働かない意外な理由とは
イソップの童話にも見られるように、働きアリは常に働いている"働き者"というイメージがある。しかし、アリのコロニー(集団)の中には、ほとんど"働かない"働きアリが常に2~3割いることがわかっている。自然選択の条件下では、短期的効率を高めることが原則となっているにもかかわらず、コロニーの短期的な生産効率を下げる"働かない"働きアリがいることは、長年、大きな謎となっていた。