友人の母親から向けられる冷ややかな視線。必死で会話をつなごうとしたら…/望まれて生まれてきたあなたへ(7)
-
親の跡を継ぎ、小児科医として働くまどか。ある日彼女が病院内のテレビで見たのは、近所で生まれたばかりの赤ちゃんを母親が埋めてしまったという新生児遺棄事件でした。ニュース映像に映った容疑者は、無表情で疲れ果てた様子の女性。なんとまどかが幼い頃に親しくしていた友人・のぞみだったのです。
かつて他愛もない時間を共有し、温かな思い出を作っていた子ども時代のまどかとのぞみ。事件に衝撃を受けたまどかは、いつしかすれ違い、別の人生を歩んでいくことになったのぞみとの記憶を辿ります…。
イラストレーター・やまもとりえさんが描いた渾身のセミフィクション『望まれて生まれてきたあなたへ』をお届けします。
※本記事はやまもとりえ著の書籍『望まれて生まれてきたあなたへ』から一部抜粋・編集しました。
イケメン
著=やまもとりえ/『望まれて生まれてきたあなたへ』
- 記事一覧に戻る