お賽銭を入れた後やりがちなNG初詣の正しい作法【年末から年始のマナー】
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初詣でいちばんとまどうのは、拝殿での参拝の作法です。「手は叩くべき?」「何回叩けばいいの?」など、うろ覚えで迷うポイントがたくさんあります。そこで今回は、「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に、本殿に参拝する時の作法を教えていただきました。
まずは名前を告げてお願いごとは一つに絞る
拝殿に参拝する際、鈴がある場合は、まず鈴を鳴らしましょう。
鈴の音は邪気を払い、神様を呼ぶとされているので、お賽銭を入れる前に鳴らすほうがより丁寧です。
お賽銭の額に関しては、特に決まりはありません。
たくさん入れればご利益が得られるというものではないので、身の丈に合った額を入れましょう。
お賽銭を入れた後、いきなりお願いごとを言うのはタブーです。
心の中で住所と名前を神様に告げて、自分の所在を明らかにすることが大切です。
名乗ってから、「昨年はありがとうございました」「無事に新年を迎えられました」などと、感謝を捧げましょう。
「お願い事をする際もあまり欲張らず、心を込めて一つだけお願いしましょう。その際も『○○を叶えてください』ではなく、『○○が叶うよう、お力をお貸しください』というように丁寧にお願いすること。そして、願い事が叶った時はお礼参りをして、神様とのご縁をつなげていけるといいでしょう」(岩下先生)