レタスクラブ - ワラウ

毎日増え続ける「声」からの命令。疲れ果てた女子高生が母親に相談しようとすると…

  • 中高6年間を女子校で過ごした作者のもつおさん。元々人の視線を気にしやすい性格だったこともあり、SNSや授業中に回ってくる手紙で目にする友人たちの発言が、気になって仕方ありませんでした。


    私の悪口を言っている?嫌われている?もう無視されてしまうかも…。そんな不安に襲われる心をどうにか保とうとした結果、もつおさんは自分のなかの「見張っている存在」に苦しめられることになります。


    「食べなければ悪いことが起きない」「触り続ければ大丈夫」という命令から食事を遠ざけ、物を執拗に触る生活によって、当時15歳だったもつおさんの日常が崩れていったのです。


    家族にも、医師にさえも説明ができなかった「声」からの命令。摂食障害と強迫性障害に直面した過去の自分をふり返り、その実体験を克明につづったエピソードをご紹介します。


    ※本記事はもつお著の書籍『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』から一部抜粋・編集しました。

    日を追うごとにその回数は増えていった (C)もつお/KADOKAWA


    本当に 疲れた… (C)もつお/KADOKAWA


    命令をこなすことにいっぱいいっぱいで 勉強や趣味のことなんて二の次になっていた (C)もつお/KADOKAWA


    そんなある日 (C)もつお/KADOKAWA


    お母さんに心配かけちゃう ごまかさなきゃ (C)もつお/KADOKAWA


    お母さんに相談してみるか!? (C)もつお/KADOKAWA


    著=もつお/『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』

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