レタスクラブ

(C)枇杷 かな子


自分を幼い頃から苦しめてきた毒親。そんな親の介護をすることになったら、あなたならどうしますか?


漫画家・枇杷かな子さんが先日発表したセミフィクションのコミックエッセイ『余命300日の毒親』。この作品では、幼い頃から暴力やモラハラに苦しめられてきた主人公が、がんで余命宣告された父親を介護する状況に追い込まれます。介護サービスも拒否され、買い物にいちいち呼び出されたり、ちょっとしたことで怒鳴りつけられたりなど、老いてもなお横暴な親の言動に疲弊していく様子がリアルに描かれています。


この作品のあらすじと、著者の枇杷かな子さんのコメントをご紹介していきます。


『余命300日の毒親』あらすじ


『余命300日の毒親』 (C)枇杷 かな子、太田 差惠子/KADOKAWA


がんになり余命はあと1年弱と宣告された父親。主人公のヒトミは幼い頃から父親の暴力や怒鳴り声に苦しめられて生きていたので、「長生きなんかしなくていい」と心の中でつぶやきます。


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