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年金は自分で受給額を増やせる! TY/PIXTA(ピクスタ)


物価高、住宅ローン、医療費、年金、親の相続…、わたしたちの暮らしと切り離せないお金の悩み。損をせず、少しでもおトクに乗り切りたいものです。


でもお金の制度って、複雑すぎて「ぜんっぜんわからん!」と嘆いていませんか。おトクな制度や支援があっても、何がどうおトクで、何が自分に関係するかすらわからない…。


そんな悩めるわたしたちのために、知っているだけでトクする、暮らしに直結したお金の知識をファイナンシャルプランナーの塚越先生が解説してくれました!


※本記事は塚越菜々子著の書籍『ファイナンシャルプランナーのお金の知識「暮らしでトクする部分だけ」まとめました』から一部抜粋・編集しました。


年金を増やす方法はないの?


■年金額は自分で増やせる


年金の受給額を試算すると、思ったよりも少ないことに驚くかもしれません。年金を増やすために最も効果的なのは、厚生年金の加入期間を延ばすこと。結婚や子育てで一度扶養内になっても、再び働き始めて厚生年金に加入することで、年金を増やすことができます。また、受け取る時期を後ろにずらす繰下げ受給も年金額を増やす効果的な方法です。


過去の国民年金が未納や免除、猶予(学生納付特例)になっているときは、追納することで減っていた年金を増やすことが可能です。ただし、追納には期限があります。すでに過ぎている場合は60歳以降に不足分を追納する任意加入も検討しましょう。


国民年金の加入者(第1号被保険者)は、付加年金を納めることも可能。月400円の保険料で、終身受け取る年金を増やすことができます。額は小さいものの、2年で払った保険料以上を受け取れます。


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