物価高、住宅ローン、医療費、年金、親の相続…、わたしたちの暮らしと切り離せないお金の悩み。損をせず、少しでもおトクに乗り切りたいものです。
でもお金の制度って、複雑すぎて「ぜんっぜんわからん!」と嘆いていませんか。おトクな制度や支援があっても、何がどうおトクで、何が自分に関係するかすらわからない…。
そんな悩めるわたしたちのために、知っているだけでトクする、暮らしに直結したお金の知識をファイナンシャルプランナーの塚越先生が解説してくれました!
※本記事は塚越菜々子著の書籍『ファイナンシャルプランナーのお金の知識「暮らしでトクする部分だけ」まとめました』から一部抜粋・編集しました。
贈与には必ず税金がかかるの?
■目的に応じた特別非課税枠がある
年間110万円の控除(暦年贈与)とは別に、一定の目的での贈与には、贈与税がかかりにくい特例が設けられています。
たとえば、20年以上連れ添った夫婦の一方が、その後も住み続ける配偶者に住宅などを贈与する場合、年間の110万円とは別に、最高2000万円までは非課税になる制度があります。