皆さまこんにちは!韓流ナビゲーターみんしるです。韓流イベントのMCやラジオパーソナリティーとしてお仕事をする傍ら、毎日のように追い続けている韓国ドラマ。私的おすすめ作品や見どころなどをご紹介していきます。
今回は、初夏にかけて見応えのある韓国映画の日本公開が目白押し!ということで、劇場で絶対に見て欲しいおすすめ韓国映画を3本ご紹介します。
まずは…見終わった時の充実感120% 『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』(6/13から公開)
まずご紹介するのは昨年、韓国で公開され若者たちの絶大な共感を得た作品『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』です。
数々の賞を受賞し今年の百想芸術大賞では映画部門4部門にノミネートされました。
自由奔放でエネルギッシュに生きるジェヒと、ゲイであることを隠しながら孤独に生きる寡黙で繊細なフンス。大学で広まりつつあった噂話からジェヒがフンスを救ったことで始まる同居生活を通して、全く正反対な2人の「最強の関係」が描かれていきます。
原作は世界三大文学賞「国際ブッカー賞」候補にもなったパク・サンギョンのベストセラー小説『大都市の愛し方』の中に収められている「ジェヒ」という短編小説。
20代から30代にさしかかるまでの凝縮されたストーリーを女流監督イ・オニが行間まで丁寧に掬いあげ、今どきの感性がほとばしる最高の青春映画となりました。
とにかくテンポが良く、映像も音楽も言うことなし。また「あなたらしさが何で”弱み”なの?」というフレーズを筆頭に、心に響く名セリフもたくさん登場します。
普通であることに馴染めない2人が、お互いの足りない部分を補いながら自分らしく生きようとする姿を笑いも散りばめながら軽快に描きながらも、「自分らしくあること」というメッセージもしっかりと込められており、全てにおいてのバランスが絶妙です。
主人公を演じるキム・ゴウンとノ・サンヒョンの息のあった演技も最高で、百想芸術大賞では共に演技賞候補に名を連ね高く評価されました。
それにしてもキム・ゴウンという女優は本当に素晴らしい!