ある日の朝、一人息子のコーくんを連れて保育園へ登園した春香。彼女はそこで衝撃のウワサを耳にします。それは、仲良しグループの一人だったママ友・有紀が失踪してしまった、というものでした。
仲良しだったはずの有紀からは何も知らされておらず、連絡もつかない。突然関係を断たれてしまったことに、春香たちは動揺を隠せません。
本当に逃げたの?一体どこにいるの?有紀の失踪を機に生まれた「モヤモヤ」とした思いは、次第に春香の仲良しグループにも暗い影を落としていって…。
欠点なんて何もないように見えたキラキラした彼女が……いったいなぜ?日常に潜む母親たちの心の闇に迫った、野原広子さんの『消えたママ友』をお送りします。
※本記事は野原広子著の書籍『消えたママ友』から一部抜粋・編集しました。