独身サラリーマンの鳴海聡は、ある日事故で母親を亡くした従妹の姉妹、えりかと小梅と共に暮らし始めます。母親の死後、姉妹がずっとデリバリーで食事を済ませていたことを知った鳴海は、亡き従妹の母・実咲から教わった家庭料理を振る舞うことに。やがて、一緒に食卓を囲む日々の中で、実咲の思い出の味とともに、3人の新たな思い出と絆が少しずつ紡がれていきます。
料理がつなぐ、心温まる家族の物語をお楽しみください。
※本記事は兎月あい著の書籍『さんしょく弁当4』から一部抜粋・編集しました。
著=兎月あい/『さんしょく弁当4』