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「タマネギ」の不思議 (C)midori_chan/PIXTA(ピクスタ)


子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。


そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。


※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


タマネギを炒めると甘くなるのはなぜ?


生でタマネギを食べると辛いのに、炒めると甘くなる。同じタマネギなのに、どうしてこれほど違いが出るのだろうか。


タマネギの中には、辛味になる硫黄化合物と、甘味であるブドウ糖や果糖、ショ糖などが含まれている。包丁で切って細胞が壊れると、硫黄化合物が辛味成分となり、甘味をかき消してしまう。生で食べると辛いのはこのためで、タマネギを切ると涙が出てくるのも、気化した硫黄化合物が目を刺激するからだ。


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