お父さんもお母さんも、自分が幸せになりたくて私たちが邪魔になったのか——。
両親が離婚した時、姉の朋は10歳、妹の真由は9歳。母子3人の新たな生活が始まると思っていたのに、いきなり伯母の家に預けられ、母は行き先も告げず去っていきました。愛人と暮らすため家族を捨てた父、自分の人生をやり直すために子どもを捨てた母。身勝手な両親に翻弄されながらも、姉妹は前を向いて生きていきますが…。
憎んでも恨んでも、両親を嫌いになれない。そんな2人が、苦難や理不尽に直面しながらも支え合って成長していくエピソードをお送りします。
※本記事はひらたともみ(著)の書籍『親に捨てられた私と妹 不器用な人』から一部抜粋・編集しました。