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  • 『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』より (C)うみこ/飛鳥新社


    「妹なんか生まれてこなければよかったのに」


    障害のある兄弟姉妹を持つ“きょうだい児”。その立場にいる人たちは、誰にも打ち明けられない複雑な思いを胸の奥に抱えて生きている――。


    いま注目を集めているコミックエッセイ『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』。衝撃的なタイトルが目を引きますが、著者・うみこさんは、“声にならない声”を可視化したいという思いから、あえてショッキングなタイトルを選んだのだそうです。


    タイトルに込めた真意、読者から届いた反響、そして見えてきた“きょうだい児”を取り巻く現実とは? 著者のうみこさんにお話を伺いました。


    『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』あらすじ


    『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』より (C)うみこ/飛鳥新社


    『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』より (C)うみこ/飛鳥新社


    『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』より (C)うみこ/飛鳥新社


    妹・桃乃が「普通じゃない」と気づいたのは、透子が幼稚園児のころ。言葉が通じず、すぐに手が出る妹に手を焼く毎日でした。


    ある日、友達が妹と楽しそうにおしゃべりしているのを見て、衝撃を受けます。「しゃべった……妹って話すんだ…」


    『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』より (C)うみこ/飛鳥新社


    『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』より (C)うみこ/飛鳥新社


    小学生になってからの透子は、妹の存在により一層悩まされるように。友達と三人で遊ぶ約束をしていたのに「桃乃も連れていってあげて」と母に言われ、仕方なく一緒に出かけた日。桃乃を見た友達は、「今日は二人で遊ぶね」と、そっと離れていってしまいました。


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