
お正月の食卓に、伊達巻きや紅白のかまぼこなど、美しい色合いのおせち料理が並ぶと、たちまちお祝い気分が高まります。けれど、おせち料理は見た目や味だけを楽しむものではありません。それぞれの料理には意味や願いが込められているからです。そこで、「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に、おせちに込められた思いや、重箱に詰める際の作法を教えていただきました。
健康や長寿につながる縁起のいい言葉を宿した品々
おせち料理には、一年の健康や長寿、豊作といった、家族の幸福を願う気持ちや縁起のいい意味が込められています。
代表的な料理とその意味を見ていきましょう。
黒豆:まめに働き、元気に暮らせるようにという無病息災の願いがこもっています。黒は邪気を払い災いを防ぐ魔除けの色とされ、不老長寿をもたらすという意味もあります。