
体調がすぐれない、歯が痛む、なんとなく疲れを感じる日。そんな時は、自分自身や家族をいたわるための「ご自愛」ごはんを作ってみませんか? どんな時にもやさしくおいしく食べられる、食感がやわらかくて満足度の高いメニューのアイデアを持っておくと、いざという時にとても心強いものです。
note創作大賞2025「レタスクラブ賞」を受賞した、美窪たえさんのレシピシリーズ「やわらかcuisine」をお届けします。
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今日作るのは、フランス風マッシュポテトの「ブランダード」です。元の南フランス郷土料理では保存食の干し鱈を水や牛乳で時間をかけて塩抜きして使いますが、その代わりに扱いやすく柔らかな食感にやさしい旨みがある鶏のささみを使って作ります。
材料はすべて一つのフライパンで一緒に茹でて、茹で汁に溶け出す素材の持ち味まで無駄なく活かすのが、奥行きのある味わいに仕上げるコツ。
身近な材料で作りやすく食べやすい、洋風メニューのアイデアに加えていただきたい一品です。日々の食事でぜひお愉しみください。