ひとり息子の健太を連れ、アパートの2階に引っ越してきた小出希(のぞみ)。見知らぬ土地で働きながら、息子も新しい保育園へ通うことになり、シングルマザーとしての新生活に不安を抱えていました。
そんな希が知り合ったのが、隣の一軒家に暮らすママ友・長谷川千夏(ちか)。子ども同士が保育園の同級生だったことから、親子で交流を深めていきます。しかし、次第に千夏の言動に違和感を覚えるようになった希。ひとり娘の桃香への厳しいしつけを目にし、行き過ぎではないかと感じるようになり…。
隣に住む「理想的な家庭」に潜む闇、そして希自身が抱えていたものとは…。野原広子さんの『赤い隣人 〜小さな泣き声が聞こえる』をお送りします。
※本記事は野原広子著の書籍『赤い隣人 〜小さな泣き声が聞こえる』から一部抜粋・編集しました。